アクアサイド 実業団レポート

Tue, 24 Sep 2002

富士ツーリングレポートとプレゼント当選者発表 (後編)


プールに到着、でっかいプール。来年はここで国体が行われる、おいしい富士のわき水プールだ。
会場にはいると「只今よりレースを開始します。」のアナウンス。なんと初日の第1レースに間に合ってしまいました。これはアクアサイド実業団参加8年間で初めての快挙です。自慢にはなりませんが、、

前略、八千草薫様
レースは明日です。ゆっくり初日を観戦します。でもアッププールには行きませんでした。実はお尻が痛いのです。立って痛く、座って痛く、寝て痛い。ああ痛い      草々

富士市のプール ドーム型の富士市のプール

プールから離れた駐車場に止めたが、どうやらバイクはプールに横付けできるようだ。
痛いお尻を我慢してバイクに乗ってプールの近くまでと、坂道を上っていると、歩道を渡ろうとする人影、

あ、スバル360オーナーのサツミ君ではないか、え?もうレース終わって帰るの?スバルで来たの?スバル360はブレーキが利かなくなって修理中らしい。しょうがないな〜こいつ貸すから帰りはパッソルで帰る?と親切に言ってあげたのに、もうこりごりです。絶対いやです。と、お断りされた。遠慮深いヤツだ。


ところで宿泊ですが、TONさんの提案で野宿するらしい。まあ提案と言っても時刻表も調べずに駅に行き、「こんな時間に富士市行きはもうありません。」と言われ、それでも神戸から電車に乗り、やはり名古屋で降ろされ、偶然近くを通ったくろちゃんに拾われるという綿密な計画の元、行動するTON大先生のことです。まだどこで寝るかもなにも決まっておりません。


それはさておき、駅前で3人で呑むことにした。国道沿いはお店たくさんなのに駅前には何もない、駅前なのにNOVAもない。すると山海というお店発見。なぜか看板は逆さま?やってるのか?エレベーターを降りると目の前の扉はパブハロハロというお店?なんとも国籍不明な危険な香り、その同じ階に山海はありました。店を覗くと隣のハロハロとはまた違った危険な香り、一瞬ためらったが入ってみることにした。中にはいると、飴色に焼けたネコ招き、カウンターの上には、色々な物体が液体に浸けられた瓶詰。それが一瓶一瓶ラップされて並んでいる。
とっても和風だが、なぜかカウンターの向こうには矢沢永吉のレコードや切り抜きが飾ってある。すると大将らしいおじいちゃんが現れた、どことなく俺ヤザワ風。更に反対の壁を見る永チャン巨大ポスター、そしてトイレにはロックバンドKISSのジャパンツアーのポスター。そして料理はどれも激安、激ウマ、こりゃいい店だ。富士駅前バンザイ。みるみる内に店は満席に。で、なんで表の看板が全部逆なのか?聞いてみたら、日本酒の瓶を熱燗器に据えるとラベルが逆になるので、看板もそうしたとのこと。わかったようで良くわからないが、つまりロックンロールと、そういうことらしい。


TONさんの見事な演奏 TONさんの見事な演奏。撮影:くろちゃん

機嫌良く店を出て、TONさんがハーモニカライブを始めた。若者がなんやかんや集まり、リクエストにも応えて数曲を披露。それを聴きながらまた缶ビールで乾杯。


ライブも終わり、公園で野宿、地図で見る限りとっても大きな公園らしい。公園の入り口あたりの地べたに座り込み、おつまみとビールで宴を上げた。
酔っぱらって日本実業団野宿の会というのを結成しようと言い始めた。
これ以上日本実業団をおもちゃにしていいのだろうか?

宴たけなわのその時、森の奥から一人のおじいちゃんが現れた。片手に袋と懐中電灯を持って、もう一つの手にはなぜか蝉を持っていた。「カブトムシをとっておる」とおじいちゃんは話し始めた、そして「ワシは蝉を自由に操ることができる、見ておれ」と言い、蝉の頭を指でつついた、すると、蝉は鳴き始めた、「鳴き止ますこともできる」ともう一度蝉をつつくと蝉は鳴き止んだ。「こうして蝉を自由に鳴かすことで人の気配を消し、カブトムシを油断させて捕るのじゃ」と手に持った袋を見せた。中にはもうカブトムシが数匹入っていた。そしてまた蝉を鳴かし始めると闇に消えていった。
まさに達人、しかし爺ちゃん、アンタ長生きしたからいいけど、蝉は命は1週間、その貴重な1晩を爺ちゃんのカブトムシとりにつきあわされる蝉。ああ呑まずにはいられない。

呑み続けていると、また森の中から光が、今度は木々の間から数本光が走っているなんだ?猫バスが走ってきたのか?するとそれはまたカブトムシを探すいい年した中年が数人、そしていい年した3人の酔っぱらいを見ると恥ずかしそうに、また闇の中へ、
こっちもなんだか恥ずかしい。ああ呑まずにはいられない。

そんなわけで、買い込んだお酒も全て飲み干してしまった。もう1時頃、TON大先生はそのままアスファルトの上に寝てしまった。くろちゃんは車で寝てしまった。実はふかふかの芝生の上にテントを貼ったのだが、このままTONさんを放置しておくと死んでる人がいる〜と通報されるかもしれない。テントを引きずってTONさんの横に持ってきて寝た。

野宿の会PR写真 TON小川さん撮影野宿の会PR写真

あかんとっても寝苦しい。寝れないでいたら4時頃から犬を散歩にくる人がたくさん通る。そして寝れないうちに朝が来た。

朝公園のトイレへと歩くと彫刻の森のようなものもあり、かなり大きな巨大な公園なのが解った。ほんの入り口で野宿していたのだ。とりあえず朝飯を食って、出発準備。その前に日本実業団野宿の会PR写真撮影。



そして健康と美容のために泳いだレースは今年も悲惨だった。近年でっぱり出したお腹のため苦しくないように招集所ではゆるめにヒモしてたのを忘れていた。ちょっとマズい状態だった。泳ぎながら泳法審判が付いてくるのが見える。ねえ何で付いてくるの?と思っている間に壁にぶち当たってしまった。何事も海パンのヒモは締めて望まなければなりません。反省。

さてダウンをして、会場を後に、くろちゃんと昼食そして別れた。さあ、帰ろう。
ところが1号バイパスはすごい横風。強風でふくらむ、そこを80キロ以上出した車が追い抜いていく。なんとか無事海沿いを抜けた。日差しは強い、アスファルトの上、体温より高い風にあたりながら走る。ドライヤーに当たっているようだ。水分をまめに取る。

バイパスを抜けると旧国が見つからない?しょうがなくそのままバイパスの下の測道へ、そして静岡市、このままだとR150号にでられない。PONちゃんに道を聞くため電話。するとどうやらそこはPONちゃん家から3分ほどの場所らしい。「お茶でも飲んでけば」の言葉に甘えて、おじゃま、「お風呂でも入っていけば」の言葉に甘え、「クーラーの部屋で涼んでいけば」で1時間ほど休憩させてもらった。今から走れば12時頃には一宮に帰れる。でも実はPONちゃんはお盆休みでカヌーを積んで今夜四国むかって走るらしい。8時に出ると夜12時頃には一宮通過予定。到着同じじゃん。ということで、PONちゃんの車にパッソルを乗せて行く?という案が出たが、やっぱり自走することにした。


御前崎 海の向こうに御前崎が見えます。

R1号に出てR150号を焼津方面へ、あの峠を越え、御前崎へ、景色は最高。道も走りやすい。海が見える。その横をひたすら走る。空は晴れ、海の色もきれいだ。
海沿いにバイクを止めた。いままで全てを支配していたバイクの音が消え、波の音が聞こえた。

ひたすらまっすぐなR150号線を走り浜松に付く頃にはもうすっかり夕暮れ。
道は快適だったが、お尻のしびれが限界だ。

パッソルの正しい信号待ち講座
(1)信号待ちになったらシートに座らず立って待ち僅かなお尻の回復を願え。

そんなわけで、浜松からのR1号線は信号待ちは全て立ち上がって帰って参りました。
潮見坂まで来ると回りはもう真っ暗、浜名バイパス下の国道を走っているとなぜかバイパスの入り口につながっている?原付はもちろん走行不可能。あれ?困ったぞ?国道はどこ?
とそのバイパスの入り口案内を見て止まっていると、いきなり後ろから来た車が急ハンドルを切り、すれすれを通過していった。危ない。どうやらパッソルに気づくのが遅れたらしい。待てよ、あ、そうか?パッソルはエンジンの回転でヘッドライトが光る。つまり走っているときは光るけど、停止するとエンジン掛かっていてもほとんど光らない。ウインカーも走っているときのみ点灯、例えば右折待ちの間など停止するといっさい点灯しない。当たり前のようにテールランプも光らない。真っ暗の中で停止すると後続車からほとんど気づかれないわけだ。
今回は半分以上を夜走っている。今頃気づいては遅いが、暗い夜道で信号待ちしているときなど、かなり危険だったのかもしれない。

パッソルの正しい信号待ち講座(改訂版)
(1)信号待ちになったら、ブレーキを必ず引き、座席に座らず立って待ち僅かなお尻の回復を願え

バイパスの入り口の横の狭い路肩を走ると、しばらくしてR1号に戻れた。
交通量の多いR1を走り、後はR155で一宮方面へ、春日井の手前で、雲行きが怪しくなって、カミナリが鳴り出した。帰る方向でかなり激しく雷が鳴っている、すこし様子をみて1時間ほど歩道橋の下でバイクを止めて休んだ。
あとほんの少し、再出発した少し休んだせいで雨に降られることなく、無事到着。

前略 八千草薫様
おかげさまで無事着きました。11時です。もう寝ます。 草々


Tue, 24 Sep 2002

プレゼント当選者発表。応援メールありがとうございました。
応援メールをくださった皆さんにはプレゼント送らせて頂きました。



Subject: 志水先生頑張れ
ダックスより速そうだけど,燃費が悪そう。タンクも小さいし。さらにブレーキ
がすごーく不安ですね。僕の黄色いバイクも後ろブレーキがもひとつです。
世界の平和のために頑張って帰ってきて下さい。私はお盆暇です。
大阪府堺市浅香山○○××  いくこう

From: "わたこお"
Subject: 応援メッセージ
今回はパッソルで行くのですか!
パッソルが途中で 崩壊したとしても 片手で持ち上げ
「これは 手荷物です」と、言い切り 電車に乗ってでも 会場に行き着いてくださ
い途中 大阪に寄ってもいいです 豪華な食事を用意しておきましょう
帰りは もちろん富士山に登るのですね
パッソル そして 志水さん が、崩壊しないことをいのっています
あ、ごめん 志水さんは 初めっから壊れていましたね
いつもながら がんばってください

From: あこ
Subject: 日本実業団富士大会の応援メール
八千草薫のように走り、吉永小百合のように 頑張って泳いで下さい♪
うん?後ろブレーキが効かない??!! 前ブレーキが効けば十分です(~_~メ)
のんびり のどかに 行ってそして帰ってきてください。。。

From: "yoshimi"
Subject: ばんがれ〜
YAMAHAぱっそる 写真見ました堂々たる不安感を 持ったBIKEですね
熱射病に気をつけて 無事付かれる事を祈ってます
スウェーディッシュゴーグルプレゼント
(ゴーグルじゃなくても 面白グッズでも・・ ̄  ̄)ノ ばしっ☆)
無事帰ってきてください

From: "potential" 
Subject: がんばれ、バッソル!
「買って不安、乗って不安、売って不安のモトインチキ。」!?ははははは。
いいですね、このキャッチ・コピー。
それにしても、なんて可愛いらしいバイクなんだろう。
このバイクで酷暑の中、富士へ…。本当に御苦労様です。
夏のヘルメットは暑苦しいですよね。体力が奪われてしまいます。
(ヘルメットの中を涼しくする、怪しいグッズが有りましたよ。ははは。)
http://www1.neweb.ne.jp/wa/kobaya/ida130.html
暑さで八千草薫の幻覚を見ませんように。
富士で良い事があるといいですね。
安全運転で、いってらっしゃいませ。
ブレーキングに気をつけて、ご無事で!!

From: "なりくん"  
Subject: Re: 襲撃成功
今年もすごいマシンで出陣ですね。
怪我をしないように気をつけて行ってください。
会場で水着は売らないのでしょうか? オリジナルキャップはかなり売れると思うの
ですが・・・
再びいろいろな困難が立ちはだかるでしょうが、頑張ってください。
私は、タコレンジャー、アクアサイドを応援します。

From: "古場 博之"
Subject: がんばれー!  
今年はパッソルなんですね。見たところ、ダックスよりは
大丈夫かと思いますが、スピードは出なさそうですね。
学生時代私もちょっと乗ってた時期がありましたので、
懐かしいです。
明日出発ですか?勝のJOの応援にもいけませんので、
志水さんの応援には駆けつけることができませんが、
珍道中のレポートを期待しています。

From: "ぴの"   
Subject: 応援メイル第一段
  ううっ、今年もするの!?
できれば、車で伴走して、
水をかけてあげたり、特性ドリンクを手渡してみたりとかしたいけど...。
しかも、車には専属トレーナー、にドクター。
(「看護婦さんの方がいい」、とか言わないこと。)
むろん、アクアサイドの横断幕をはためかせて。
おお、旗ならパッソルにも掲げて!
『偉業、達成中』と。
せめて、沿道の人々に小旗を配って回りたい。

From: "カバ@小坂"
Subject: 八千草薫のように走りを期待していますよ!
しみず先生、ぎんぢ先生、またまた1年間が経ってしまいましたね♪
今までの実績から予測するに、無事とはいいませんが、(笑)
"なんとか招集開始前までには着けて、"
"吉永小百合のように泳げ"
"ベストタイムが出ますように"、お祈り申し上げます。
ガンバレ〜「レッドタコレンジャーパッソル君!」

From: ちゃーりー@小宮
Subject: 実業団応援メールです。
志水さ〜ん。
今年も頑張って下さい。
草葉の陰から応援しています。

From: 玉田憲拡さん
う〜んあのバイクで行くんですか〜?
大変ですね。
途中で壊れないように気をつけていってらっしゃ〜い
ではご無事を祈っときます   

From: kouheiさん
Subject: 応援メール
気をつけていってらっしゃいませ。
いつもホームページ見ています。
それでわご無事で!ガンバって

From: "kanemoto"
Subject: がんばれー!!
パッソル。懐かしいですねー。
ステップスルーで足を広げ過ぎないように。
その昔、私も原付で一日200Kmくらい走ったことあります。
風を切ると結構疲れるのでタイムが心配です。
明日は東京都の国体予選に参加します。

From: 水かき職人 西川
Subject: 毎年恒例☆
今年もファイト-(^o^)丿オー

From: wada
暑い中ですが応援頑張ってくださいp(^^)q
ちょっとこのバイクで富士まで向かうのは大変そうですが…


当選者の方のメールは以上ですが、応募期間を過ぎてからもたくさんメール 頂きました。またのチャンスに是非ご応募お待ちしております。
ありがとうございました。

会場プレゼント

会場で声を掛けてくれた皆さんにもプレゼント致しました。ありがとうございました。


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