アクアサイド 実業団レポート

Wed, 7 Aug 2002

恒例プレゼント企画


こんなこといきなり書くのも何なんですが、実は、今年はもうこのプレゼント企画はやめて、こっそり車で会場に向かうつもりでした。ところが、炎天下の7月、うだるような名古屋市内の道でふと車の水温計を見ると、あれ?針が振り切れてるするとボンネットの隙間から白い煙が・・・・・

それからポンコツゴルフは待てど暮らせど修理屋から帰ってきません。ああ、またダックスくんの出番か、と思ったらダックスのカギがない?あ、修理に出した車の中だ。

もういい!結局やらなければいけない運命なのだ!
緊急告知:結局今年もやってきました。いつものプレゼント企画。日本実業団珍道中。今年は富士会場です。 いつものように頑張って会場に向かうアクアサイドのスタッフに応援メールを下さい。 そして大会会場でアクアサイドのスタッフに声を掛けてくれた人にもチャンスあり。

とりあえず、中古バイク屋に電話

「え、ありますか?それ買います。」

で、ぎんぢ先生と豊川市まで買いに行ってきました。
ここは愛知県の知らない人以外は知っている激安中古バイク屋モトインパルス。バイク仲間の間では「買って不安、乗って不安、売って不安のモトインチキ」の合い言葉で愛されつづけている優良店だ。
ありました。25年の歳月をまともにうけとめた姿でそのバイクはたたずんでいました。

今年はこれで向かいます。八千草薫のヤマハパッソル。

「やさしいから好きです」の八千草薫のCMが懐かしい両足が揃えて乗れる日本初のバイク。
ちょっと噴けが悪く、後ろブレーキは利かない。あっちこっちと錆まるけだが、のんびりのどかに行って来ます。

日本実業団富士大会のテーマは八千草薫のように走り、吉永小百合のように泳ぐ。

さあ、info@aquaside.co.jpにプレゼント送り先を添えて応援メールを下さい。締め切りは日本実業団から無事帰ってくるまで、
先着20名の方にスウェーディッシュゴーグルプレゼント。試合会場で声を掛けてくれた方にもゴーグルプレゼント(10名様)さらに今年はアクアサイド特製「必勝!がんばれスイマー!ベストタイム更新だ!うちわ」も沢山持っていきます。もらってください。(プレゼント応募期間終了しました。)


Fri, 20 Sep 2002

富士ツーリングレポートとプレゼント当選者発表 (前編)


拝啓 八千草薫様
思い起こせば25年前のこと、くいんとりっくすって言ってみな〜と言わんばかりのカラーテレビから、あなたは「両足が揃えて乗れま〜す」と、見たことのない形の乗り物にのって現れました。それが今回富士市に向かうパートナーのパッソルです。

このパッソル、当時はソフィアローレンのラッタッタがライバルでした。ちょっとしたモペットブームの今見るとラッタッタの方がおしゃれな感じもします。逆に言えば、それぐらいパッソルのデザインは進んだものだったのでしょう。今見ると、どっから見てもスクーターです、でも当時はまだスクーターというジャンルはなくソフトバイクと呼ばれていました。その後スクーターかどうかで論争までおきたという興味のない人には、ど〜でもいい伝説をもったやさしいバイクなのです。

さて、とはいえ25年前のバイク、ものすごい錆、足をおくステップには錆で穴が空き地面が見えます。ちょっと町内を1周、初速が弱く信号あけでクラクションを浴びますが、25キロぐらいから35キロぐらいまで2ストらしく急加速。後ろのブレーキはまるで効かない。ブレーキワイヤーを引っ張り、プラグを替え、キャブレターを掃除し、バッテリー液を足した。あとは完全に終わっている前タイヤを交換と思っていたら、チューブとともにお取り寄せとのこと、やっぱり出発には間に合いませんでした。まあこのまま行こう。

錆だらけのパッソル 錆だらけのパッソル、静岡県磐田市のバイクショップと思われるステッカーが貼ってある?25年間でいったい何人のオーナーが乗ったのだろう。

金曜の午後2時頃富士市に向い出発。天気はくもり、予報では2〜3日下り坂とのこと、カッパは持ったし、工具やパンク修理キットは持ったし、でも一旦乗せた予備のガソリンタンクは重いのでやっぱり置いていくことにしました。なんとかなるでしょう。

ところが、前日まで調子よく走っていたのが、信号待ちでエンストする?一宮を出てR155で小牧〜春日井〜裏道通って尾張旭〜長久手。その間エンストすること数十回。
豊田をすぎ岡崎あたりでやっと噴けの調子が良くなってきた。


ところが岡崎からはR1号線がず〜と渋滞。昨年のスバル360のときとまるで同じ。



渋滞は豊橋まで延々つづき、途中豊川で腹ごしらえを、時間を見るともう7時。
飯を食って渋滞の中に再出発、結局豊橋を抜けたのが8時すぎ、愛知件を抜けるのに6時間。もうすでにお尻が痛い。

前略 八千草薫様
あなた様の教えを守り両足を揃えて乗りましたが、決して楽ではありません。両足は開き気味に乗る方が楽です。お許しください。    草々

潮見坂をくだり、浜松方面へ。途中コンビニの駐車場でぐったり腰を下ろした。
そこで気づいたのですが、後ろのウインカーは積んだカバンの端がかぶさり全然見えなくなっていました。ウインカーの意味無しですね。

そのウインカーですが、さすがに25年もの、スイッチを入れるとじぃじぃ音が鳴ってから点灯します、じぃ〜〜〜カッチン、ぁ、じぃ〜〜〜カッチン、という感じです。
イメージわきますか?文章で表現するのは難しいですが、間の小さい「ぁ」が大切です。
声を出して読みましょう。

さて休憩を終え浜松に向かって走る。弁天島が見える。なんか疲れてきた浜松で一泊しようかなと考えながら走る。あかん、やっぱり疲れてきた浜松で寝る、そうしよう。そしてやっとパッソルは浜松に到着した。

するとR1号にR150の案内看板。
バイクを止め、ぼ〜とR150文字を見ているうちに急に走ってみたくなってきた。
浜松泊予定中止。いざR150号線。なぜか眠気も無くなってきたし、静岡市まで走ることにした。
パッソルはガソリンスタンドへ、給油しているとスタンドの女の子がパッソルの後ろに回り込む、そしてナンバーを見て「一宮から来たんですか?すごい、すごい」と叫んだ、なんだか喜ばれている。
もう一人の男の人もパッソルを見ながら「懐かしいですね。大事に昔から乗ってらっしゃるんですね。」と話しかけられた。「ええ、かれこれ1週間ほど」と心の中で答えた。
そこからR150のツーリングはとっても快適だった。ぐずっていたエンジンも絶好調。
御前崎に向かってずっとつづく直線。わ〜と叫びたくなるような直線。車は少ない。たまにその数少ない車に追い越される。でも腹が立たない。

前略 八千草薫様 
     お前先行け御前崎         草々

お話ししていませんでしたが、このパッソルはスピードメーターしかありません。
なんと距離メーターも付いていないのです。給油は腹時計を目安に適当にするのです。
だいたいいつも1.2リットルほど入ります。燃費はリッター50キロほど走るようです。
(腹時計計算値)


しばらくするとまた給油に寄った。こんど寄ったところはセルフスタンド。
実は初めて入りますセルフスタンド。自分で入れて精算所に行って支払うらしい。ここでも1リットルほど入りました。すると隣から「ちょっとちょっと助けて〜」の声が、見るとおばあちゃんが軽トラックに給油中。「ここの人なんにもしてくれない」とおばあちゃんは訴えておりました。
話を聞くと訳もわからず値段で設定したらしい。いくらにしたの?と聞くと3000円とのこと、メーターは2100円を指して止まっておりました。「じゃあまだ入ると思うよ、そのままレバー引いていて」と言いのこし、精算をすませて戻ると、あれ?まだおばあちゃん給油中、メーターを見ると、2100円のままでした。時間が止まっている?話しかけようとしたら、お店の人がやっと出てきました。とりあえず安心して出発。よく考えればあの軽トラは3000円分も入るのだろうか?

ひたすらR150号、なかなか楽しく走れている。海の匂いがしてきた。
道沿いにつづく松林の向こうはきっと海だ。
御前崎の案内の看板をすぎると道は左へ、そのカーブを曲がると右手に海が広がっていた。
でも残念ながら夜なので真っ暗。

快適に走り続けて道はまっすぐ焼津へ、そこから先の峠越えをすればいよいよ静岡市。
峠にさしかかってカーブの続く坂を登る。パッソルはいっぱいいっぱい。
するとカーブのところに数台の車とバイクが止まっている?通過し、しばらく走るとバックミラーに光り、そして地響きのような音。やっぱりと思っていると、ブラインドのカーブで抜かれた。3リットルのスポーツ。危ない危ない、続いてバイク、ヤマハの1リットル。下りだ、勝負しようかなと思ったがやめた、こんなところでパッソル無敵伝説を作ってはいけない。

峠を下ると、国道は波打ち際の上を走る短い橋、そしてパッソルは静岡市へ、友人のPONちゃんへは浜松を出るときに「泊めて〜」と電話した。「何時でも待ってるからおいで」とのことでしたので遠慮無くお泊まりします。静岡駅で待ち合わせ。PONちゃん家に深夜の1時頃到着。まいどまいど迷惑をおおかけしてすいません。

朝起きてご飯を頂いていると電話が、どうやら後発隊のくろちゃんが車でPONちゃん家の前まで来ているらしい。表に出るとTON小川先生も一緒だ。名古屋駅で拾ったとのとこ。
そんなわけで朝食2名様分追加。重ね重ねお世話になります。

目印は富士山 地図はいりません。目印は富士山

朝食をごちそうになり、出発することに、くろちゃん達は1号バイパスで先に出発、パッソルはのんびり旧国道に、それぞれ別れて富士市に向かう。天気は晴れ、しばらく走るとパッソルもバイパスに、富士山が見える。バイパスは東名としばらく平行に走る。ほとんど高速道路と同じスピードで流れている。みんなオーバー80キロ、その路肩をのろのろと走行、そして走ること3時間、富士市に到着。


実業団大会のプールへは坂道を上る、信号あけが調子が良くない。直ぐにエンスト、最初のギアのせいか?タンクが傾くからか?とにかく初速が弱く、直ぐにエンスト。仕方なくスロットルをあけると同時に足を地面につけてバタバタとエリマキトカゲ走行。
そして着きました実業団大会プール。さあ、堂々の会場入りっと思ったら門の前で、あ、エンスト。降りて押しながら会場入り。

なんとか無事着きました。お話しの続きは後編へ。

迷わずここをクリックしてね。



HOME
next