市営コドモドラゴン記念動物園には、その閉館を訴える市民のデモが殺到していた。
いっぽうその頃、村長は非正規確認生物と呑んでいた。 そしてイチバン・ハジメは新たな非正規確認生物を探してお役所に居た。 「坊や、こんなところで何をしているんだい。」 「新しい図書館について聞きたくて。」 「そうかい、もうすぐ駅が「正義の図書館」になるんだよ。楽しみだね。」 「みんな本をたくさん読めるようになるんだね。」 「どうかな?朝の駅はみんな移動で忙しくて本を読む暇なんて無いだろ、そもそも朝早くなんて開館してないよ。そして皆がたくさん駅を利用する夜はとっくに閉館さ。普段駅を利用しない人も来ないだろうね。駅前に駐車場を見つけるのは難しいよ。」 「じゃあ誰も利用できないじゃない?」 「計算通りだよ。新しい駅ビルはただの倉庫さ。」 「見つけたぞ、お前は非正規確認生物だな!」 「見つけた?見つかっていたのは君の方だよ。イチバン・ハジメ」
「痛い、また今度も負けてしまうのか?」 と、その時、チュパブックに向かって火が放たれた!
「おじさんが作ったの?」 「そうだ、海賊船の出現でガチャ饅非買運動が起こり饅頭商社「利井饅」は破綻した、おじさんはケーキ屋を取り戻したぞ。自信作だ、さあ食べろ!」 「変身!」そう叫ぶとお饅頭を口の中に、その瞬間眩い光が体を包み込んだ。 「あ、美味しい」 <解説しよう。少年柚木オロシは美味しいお饅頭ガチャ饅を食べて、その血糖値が138つまりイチミヤを超えるとき正義の味方ガチャマンに成長するのだ。> 「悪と戦う戦意の街一宮。高度成長戦士・ガチャマン参上!」 変身したガチャマンにチュパブックが襲い掛かる。負けるなガチャマン。 「お〜い、元気にやっとるか?」 「酔っ払い博士ですか?今戦ってます。忙しいです。」 「非ISN公認必殺兵器をドラゴンに持たせたので受け取れ。名刀・図書剣じゃ。」 え、ダジャレ? 「図書剣?ちょっと待って、ひょっとして?」 「君が溜めていた図書券を再生して作った。」 「コラ!何てことするんですか!」 「あきらめろ、その剣でしかそいつは切れん。」 ガチャマンが構えた名刀・図書剣にコドモドラゴンが火を噴く。 「勝った。」一宮駅を守ったぞ。ありがとうガチャマン。
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最終更新日:2011/02/06